糖尿病の食事療法の基本
糖尿病が発症する原因はインスリンの量と作用の不足です。食事のとり方を上手に組み立てなおして、インスリン余力の範囲内にとどめようとするのが、食事療法の考え方の基本です。
まずは野菜をたっぷり食べること。それには3つの効果があります。1つ目は、他の食べ物の量が自然に減る効果、2つ目は低エネルギーで満腹感を得られる効果、3つ目は野菜に多い繊維質が急な血糖上昇を抑える効果です。ブロッコリーやにんじんなどの硬い緑黄色野菜が一番のお薦めですが、こだわる必要はありません。とにかく野菜量を増やすことが大切です。そして食べる順番も大切、野菜からスタートすること、よく噛むことも大切です。
気をつけたいのは、野菜炒めなどそれほど油を使っていなさそうに見えるのに実は大量の油を使っている隠れ油料理です。また、サラダも要注意。マヨネーズを使ってはダメ。ドレッシングはノンオイルドレッシングにする。野菜スープやけんちん汁などは少ないエネルギーで満足感を高めるのでおすすめです。
市販の野菜ジュースは必ず表示をみること。野菜だけでなく果物や砂糖がたくさん入っていることが多いので。果物に含まれる果糖は吸収が早く、体内で素早くブドウ糖に変換されるので、糖尿病の人にはよくないです。
次に油が少ないたんぱく質がおすすめです。たんぱく質を胃腸で消化吸収するためにはエネルギーを消費します。具体的には、鳥のささみ、ローストビーフ、赤身のヒレ肉、カツオ、マグロ、イワシ、アジ、サンマ、シラス干し、イカ、タコ、カニ、エビ、貝類などはお薦めです。ただし、合併症として腎障害が現れたときは、たんぱく質は制限されますので、注意。たんぱく質でも、油が多くて、高エネルギーのウナギ、チーズ、ロース肉、霜降り肉、ウインナ―、ソーセージ、ベーコンなどは控えます。
ご飯をしっかり食べたいときは、白米でなく玄米や胚芽米にする、それが無理なら麦ご飯や雑穀ご飯にする。消化がよすぎると機能低下したすい臓のインスリン分泌が追いつかないので、炭水化物はできるだけ吸収が遅い形でとるほうが良いのです。私は雑穀ご飯にしてます。おいしいし、噛み応えがあるのでよく噛むようになりました。満足感があっておすすめです。
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